先日3年ぶりくらいにレイトショーで映画を見に行きました。
映画は「窮鼠はチーズの夢を見る」です。
まあ見ての通りBL漫画が原作の映画です。
映画の感想の前に知らない人の為に改めて話すと、私はバイセクシャルです。
過去に男性ともお付き合い、同棲をした事もあります。
今でも基本的には男性が好きです。
ただ誰にもカミングアウトはしていません。
当然妻にもです。
なので妻には未だに罪悪感を感じています。
今でこそ世間的にはLGBTに寛大になっていますが、私が多感だった頃は完全に変態扱いだったと記憶しています。
とにかく誰にも言えなかった。
今でもこの時代にあの頃の多感な自分がいればとたまに思います。
そういう背景もあって40歳近くまで独身でした。
また絶対に子供はおろか結婚なんてと思っていました。
ただそれが何かの掛け違えで今の妻と結婚して息子を授かる事が出来ました。
まあ何となく妻は察しているかもしれないですけど。
人生何が起こるか分からないです。。
また妻とのなれそめはブログに書ける時に書きたいと思います。
で、私の長い前振りはここまでとして映画の話を。。
ひょっとしたらネタバレ的な部分もありますので、映画をこれから見ようとする方はこれ以上進まないでください。
余談ですが、私が見に行った時は私以外全て女性でした。。
個人的には全く気にしないのでいいですが、男性で気になる方は心して見に行った方が良いと思います。
映画自体は一言でいえばノンケ(異性愛者)と粘着ゲイ(同性愛者)の恋愛モノ。
ゲイの世界では一番厄介なパターンだと思います。
特にノンケが恋愛にだらしなく、流されやすいタイプは特に最悪です。
それに恋するゲイには何も結果残らず、悲惨な経験だけが残るというものが常道。
個人的にもノンケに恋愛感情を抱いていた時期もありましたが、その度に自分が勝手に傷ついていたのを繰り返していたので、もうしない様になりました。
ノンケの普通の恋愛ほどゲイにとって残酷なものはないです。
この映画も基本的にはその論調。
とくに中盤で女かゲイを選ぶようノンケに選択を迫るシーンがありますが、ほとんどの場合ノンケは女性を選びます。
まあ当然の結果です。仕方ないです。
映画自体は映像もキレイですし、ベッドシーンも良かったと思います。
またゲイ役である成田凌さんはゲイの仕草などをよく研究されていると思いました。
ノンケ役の大倉忠義さんはあまりゲイ受けはしないですが、逆にノンケっぽさが良かったと思います。
個人的にはあまりよく分からなかった部分が多かったので、もう一度見に行くか、DVDなどが出たら必ず見ようと思っています。
結論を言えばとても良かった作品でしたし、また必ず観たいと思える映画でした。
あと見た後には誰かと恋愛したくなる様な映画でした。
現実にはもうありえないですが。
まだ言いたい事は多々ありますが、映画に関してはここまで。
見ていない人はもし良ければ見てみてください。
ただし男性一人で行く勇気のない方はDVDを待った方がいいと思います。
私が死ぬ前にはDVDが出てほしいです。
微妙かな。。
今日はこれまで。
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