
ノムさんがお亡くなりになりました。
私は阪神ファン。そして仙台に転勤した縁から楽天ファンになりました。
そういう意味ではノムさんにはそれぞれの球団のその後の優勝の礎をきづいてくれた恩人です。
ヤクルトの時は優勝経験されましたが、その後の2球団に関しては、さぞかし無念だったと思います。
自称月見草ノムさんらしい幕際だったかと思います。
私個人として野球人からその人生観や経営理念を書籍から学んだ方が二人います。
落合さんとノムさんです。
どちらの書籍もサラリーマン時代よく読みました。
特にノムさんの考え方で共鳴したのが、『弱者の戦略』でした。
10年程前私が仙台へ転勤した頃、私が担当する部署はお荷物で万年赤字の部署でした。
存続すら危ぶまれていました。
私も転勤した当初は大変な部署に来たもんだと内心思っていたのをよく思い出します。
当時その部署にいた人間や関連業者さんに漂っていた負け犬根性。
どうせお荷物だからと。。
そんな中、私もその雰囲気に飲まれそうでしたが、その時出会ったのがノムさんの書籍でした。
ノムさんは常に弱者側に立って戦略を練る方でした。
私も当時いた弱小部署にそれを重ねて仕事をしていきました。
何か迷えば、彼の書籍を読んで、心を整えたり、実行したりしてきました。
そのおかげか、今ではその部署は安定して黒字が出るような部署となり、会社にも利益という形で貢献出来る様になりました。
私はあまり偉人伝などはあまり好きではありません。
どこか誇張されてたり、眉唾ものの事もあると感じる事があるからですが、彼はその考えをそのまま生きてきた裏付けがありました。
そういう方の書籍はとても参考になりました。
なかなか自分の人生の哲学を書籍という形で残す事は難しいと思います。
その中でもノムさんの書物は特筆すべきものでした。
私の今の人生は終わってしまい、また弱者へと落ちてしまいましたが、彼の様に、何度も何度も監督を辞め、また違う球団で結果を出すという様な事が私にも出来れば良いなあとも考えたりする様になれたらとも少し思います。
今後彼の様な人生の哲学者はなかなか出ないかもしれません。
最後に彼の説いた言葉の中で一番心に残っている言葉を。
「失敗と書いて成長と読む」
まずは彼のご冥福をお祈りします。
合掌
今日はこれまで。
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弱者の流儀 野村克也31の考え (一般書 138) [ 野村 克也 ]
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